キヨク・タダシキ香港的日本語教師ライフ之ススメ

貧乏暇ナシを地で行く自転車操業の毎日ですが、学生の何気ない一言にホロリとしたり、目から鱗がポロリと落ちたり、言い間違いや書き間違いに癒されつつ、充実した楽しい毎日を過ごしています。
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今がんばっていること・取り組んでいること(日本語教育編)

ぱんちょさんのところで拾ってきたみんなでブログを書こう!という企画に乗っかります。

今がんばっていること・取り組んでいることは山ほどあるのですが
(目前の山は宿題と課題の採点に添削に評価に家事に・・・悲しくなってきたので以下省略)
5年、10年と先を見据えて取り組んでいることといえば
香港における青少年・国際児のための日本語教育です。
いわば継承語教育の世界に足を踏み入れたばかりです。

これまではいかに教えるか、いかに伸ばすかを焦点に
日本語教授法や教材開発の方面に力を入れていましたが
今年小学3年生になった娘の小学校入学を考える頃・・・
いえ、恐らく彼女を幼稚園に入れる頃から
母語教育というものについて考え始めたのだろうと思います。

去年は年間を通して香港在住10年を超える友人たち
(その多くが香港人を配偶者に持つ日本人女性)、
彼女たちと一緒に東日本復興支援のイベントをいくつも企画運営する中で
彼女たちの子どもの状況を聞く機会が何度もありました。
香港人社会にどっぷり浸かって生きる友人たちが
我が子の日本語教育について真剣に悩み、考え、
そして少なからずの人が諦めてしまったという状況も後押しとなりました。

「国際児」と一言で括ってしまうこともできる子どもたちですが
配偶者が香港人なのか、西洋人なのかによって
また居住地や居住条件によって家庭の状況は大きく異なります。
日本人夫婦のもとに育つ子どもたちの中にも
継承語として日本語を学ぶ必要のある子どもはたくさんいます。

幸いなことに、ご縁があって昨年まで香港にいらっしゃった交流基金のK先生、
C大学のN先生と共に継承語についての研究を始めた、ご自身もクォーターのNさんと共に
香港の青少年について一緒に研究を進めるという機会を頂くことができました。
自分の中でもっと学んでいきたいという気持ちが強くなってきたときに
MHB研究会からマイノリティ言語を母語とする児童のための
「多言語対話型評価」のワークショップが開催されることを知り、
3月末に大阪まで行って来ました。(詳しくはここ参照)

会場には小学校・中学校、また地域支援団体という現場で
中国語やフィリピン語(最近タガログ語と呼ばないそうです)、
ポルトガル語やロシア語など様々な言語を母語とする子どもたちに対して
必死になって教育的支援をしている方々にお会いすることができ、
色々な意味で勉強となりました。

時を同じくするように、昨年継承語に関する意識調査を行ったある国際児の保護者から、
日本語補習学校の代講教員のお話もいただき、
これまでに数回、補習校で日本語を学ぶ子どもたちのど真ん中にいられるチャンスもいただくことができました。
(こう見えてもワタクシ、幼稚園と小学校の教員免状保持者でございます)

香港という都市の特異性を踏まえつつ研究を重ね、
いつか子どもたちに何らかの形で還元することが出来たら・・・
我が子の教育に悩む親に何らかのガイダンスを示すことが出来たら・・・
香港の教育界に何らかの提言が出来たら・・・

・・・と妄想は膨らみます。
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怒涛の補講の嵐がやり過ごしたと思ったら怒涛の採点嵐が吹き荒れる・・・。
この嵐は一体いつまで続くのか・・・。

とりあえず
「自転車操業人生、万歳!」
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最近のニュースより

最近チェックした青少年・継承語関係のニュース

経済日報4月23日付 催谷入兩幼稚園 毎日須默寫家長迫讀書 3歳女變不讀書
http://www.hket.com/eti/article/7182b41e-8167-40eb-9f0c-0927fde0f113-745872§ionId=005

4月23日付経済日報 3歲學4語言 溝通力落後1年 只懂BB話需治療 扼殺學習輸在起跑
http://www.hket.com/eti/article/2cec86ef-2925-4ae9-9668-219300823c5d-470043

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日本語学習者数の減少

こんな記事を読みました。
「2~3年のうちに日本語学校は半減する!?」
http://blogos.com/article/37468/

ここ香港でも数年前から既に学生減少が始まっています。
日本に魅力がなくなってきたから・・・というのも原因の一つかもだけど、
大学で日本語を学ぶ大学生の数の減少はそれだけが理由じゃないはず。

勤務先の大学には日本語主専攻の課程はありませんが、
日本や日本文化が好きだという学生はたくさんいます。
そしてたくさんの選択科目の中から日本語を履修してくれています。
中にはできれば日本の大学に留学したいと思っている学生もいますが、
日本には英語で授業が受けられる学部・学科を持つ大学が少ないため、
あきらめて欧米や台湾の大学に留学する学生が多いという現状があります。

毎年留学を決める時期になると、
「先生~XXの大学に留学することになりました~。本当は日本に行きたいんだけど~。」
と報告してくれる学生が数名います。

日本語学校が学生募集のためにわざわざ海外にやってくる時代。
何とかならないのかな。
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書きまつがい

単語テストから
「ホテルに泊まってはなりません」

・・・妙に古めかしい言い草。
頑張って21世紀に生きようよ。
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今日のニュースから

4月23日は世界図書・著作権デー(香港では世界閲読日という名前)です。

今日のニュースから気になったものをピックアップ。

祖母は元幼稚園園長、母は女医というアカデミックな家に育った女児(3歳)。
孫の行く末を案じた祖母が孫を午前・午後と二箇所の幼稚園に入学させ、
強制的に本を読ませた結果、孫は本を見ると大泣きする本嫌いの子に・・・。

どうみても1歳かそこらの子どもに向かって絵本を読んであげながら
絵、ひとつひとつを指差して「Apple」「Car」とか子どもに言わせている親、多し。

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つぶやき

明日までに学生に返さなきゃいけない未添削の提出物のあまりの多さに現実逃避中・・・。
でもそろそろ頑張ろう。

まずは本日4杯目のコーヒーを飲んでみる。
そしてカフェインの取りすぎで頭がくらくら~と反効果。
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オノマトペ

オノマトペとはいわゆる擬音語・擬態語のことですね。
音や様子を表す言葉のことですが、これって音なの?様子なの?と悩むケースが多いためなのか、
最近はオノマトペと呼ばれているようです。(←本当か?本当なのか?)

日本語はオノマトペが豊富な言語ですが、これに泣かされる学習者も多く
「ガタガタ」と「カタカタ」、「ゴロゴロ」と「コロコロ」の違いに悩んだり、
なんでお腹が「ペコペコ」=空腹なのさ?と考え込んだり、
「オホホ」と笑う日本人奥様の姿に涙を浮かべて大笑いしたりするわけです。

ちなみにこのオノマトペ、わかりづらいようで実はルールがあったりします。
山口仲美氏(2002)によると、以下の形があるそうです。
A (ふ)
Aッ (きっ さっ ぴっ)
Aン (きん こん かん)
Aー (さー ぐー すー)
AA (へへ ふふ だだ)
AッA (かっか さっさ ぱっぱ)
AッAッ (ぱっぱっ ぴっぴっ ぽっぽっ)
AんAん (くんくん つんつん ぱんぱん)
AーAー (かーかー ぐーぐー ぴーぴー)
AB (どさ どき どて)
ABッ (どきっ ぱかっ むかっ)
ABン (くすん ちくん ぱりん)
ABリ (きらり ちくり ぺろり)
AッBリ (さっくり むっくり ぴっかり)
AンBリ (こんもり こんがり ぼんやり)
ABAB (きらきら にこにこ ぴかぴか)
ABB (うふふ ひゅるる)

この中で普段からよく用いているのはABABの畳語型で、
オノマトペと言われてぱっと思い浮かぶのはきっとこのタイプでしょう。
ゆっくり・はっきりなどはオノマトペというより副詞として認識されることが多いと思います。

そのせいかどうかは知りませんが、先日、
「"そよそよ"や"ぐいぐい"はオノマトペだけど"どきん"はオノマトペじゃない!」
と言い切った人(職業:日本語教師)に初めて出会いました。
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お仕事モード

長い長い春休みが終了して、ようやくムスメの学校が始まりました。

ムスメの登校と共に私もお仕事モードに入りました。
シャキーン

まずは溜まりに溜まってしまった宿題の山を制覇しなければ。
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紀要8号発刊

今日、国際交流基金の紀要8号が手元に届きました。
なんだかもういろいろ感慨無量です。
ありえない怒涛の日々だったなぁ・・・とか。(遠い目)
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/survey/bulletin/08/index.html